addメソッドの基本的な使い方
JavaのListインターフェースは、リスト内の特定の位置に要素を挿入するためのaddメソッドを提供しています。基本的な使い方は以下の通りです。
List<String> list = new ArrayList<>();
list.add("Element 1");
list.add("Element 2");
list.add("Element 3");
上記のコードでは、新しいArrayListを作成し、その後、addメソッドを使用してリストに3つの要素を追加しています。このメソッドは要素をリストの末尾に追加します。
addメソッドは、要素が正常に追加された場合にtrueを返します。ただし、一部のList実装（例えば、固定サイズのリストや特定の要素のみを許可するリストなど）では、要素の追加が許可されていない場合にUnsupportedOperationExceptionがスローされます。
以上がaddメソッドの基本的な使い方です。次に、リストの特定の位置に要素を挿入する方法を見てみましょう。
addメソッドでリストの途中に要素を追加する方法
JavaのListインターフェースは、リストの特定の位置に要素を挿入するためのオーバーロードされたaddメソッドも提供しています。このメソッドは2つのパラメータを取ります：挿入する位置のインデックスと挿入する要素です。以下にその使用例を示します。
List<String> list = new ArrayList<>();
list.add("Element 1");
list.add("Element 2");
list.add("Element 3");
// Insert an element at index 1
list.add(1, "Element 1.5");
上記のコードでは、addメソッドを使用して、”Element 1″と”Element 2″の間に新しい要素”Element 1.5″を挿入しています。この操作の結果、リストの要素は次のようになります：["Element 1", "Element 1.5", "Element 2", "Element 3"]。
このメソッドは、指定した位置に要素を挿入し、その位置以降の要素を右にシフトします。ただし、指定したインデックスがリストのサイズを超えている場合、IndexOutOfBoundsExceptionがスローされます。
以上がaddメソッドを使用してリストの途中に要素を追加する方法です。次に、他のリストから要素を追加する方法を見てみましょう。
addAllメソッドでリストから要素を追加する方法
JavaのListインターフェースは、他のコレクションのすべての要素をリストの末尾に追加するためのaddAllメソッドを提供しています。以下にその使用例を示します。
List<String> list1 = new ArrayList<>();
list1.add("Element 1");
list1.add("Element 2");
list1.add("Element 3");
List<String> list2 = new ArrayList<>();
list2.add("Element 4");
list2.add("Element 5");
// Add all elements from list2 to list1
list1.addAll(list2);
上記のコードでは、addAllメソッドを使用して、list2のすべての要素をlist1の末尾に追加しています。この操作の結果、list1の要素は次のようになります：["Element 1", "Element 2", "Element 3", "Element 4", "Element 5"]。
addAllメソッドは、要素が正常に追加された場合にtrueを返します。ただし、一部のList実装（例えば、固定サイズのリストや特定の要素のみを許可するリストなど）では、要素の追加が許可されていない場合にUnsupportedOperationExceptionがスローされます。
以上がaddAllメソッドを使用して他のリストから要素を追加する方法です。次に、Collections.addAllメソッドの活用方法を見てみましょう。
Collections.addAllメソッドの活用
JavaのCollectionsクラスは、一連のユーティリティメソッドを提供しており、その中にはaddAllメソッドも含まれています。このメソッドは、指定されたコレクションに複数の要素を一度に追加することができます。以下にその使用例を示します。
List<String> list = new ArrayList<>();
Collections.addAll(list, "Element 1", "Element 2", "Element 3");
上記のコードでは、Collections.addAllメソッドを使用して、listに3つの要素を一度に追加しています。この操作の結果、listの要素は次のようになります：["Element 1", "Element 2", "Element 3"]。
Collections.addAllメソッドは、要素が正常に追加された場合にtrueを返します。ただし、一部のList実装（例えば、固定サイズのリストや特定の要素のみを許可するリストなど）では、要素の追加が許可されていない場合にUnsupportedOperationExceptionがスローされます。
以上がCollections.addAllメソッドの活用方法です。これらのメソッドを活用することで、JavaのListで要素の追加を効率的に行うことができます。