火. 1月 28th, 2025

JavaとJava Web Startについて

Javaは、オブジェクト指向プログラミング言語で、一度書けばどこでも動作する(Write Once, Run Anywhere)という特性を持っています。これはJavaがバイトコードと呼ばれる中間言語にコンパイルされ、各プラットフォーム上のJava Virtual Machine (JVM) で実行されるためです。

一方、Java Web Startは、Javaアプリケーションを簡単に配布・実行するための技術でした。ユーザーはWebブラウザからリンクをクリックするだけで、Javaアプリケーションを自動的にダウンロードし、ローカルマシン上で実行することができました。

しかし、Oracleは2019年にJava 11でJava Web Startのサポートを終了しました。そのため、現在ではOpenWebStartなどの代替技術が利用されています。これらの技術はJava Web Startと同様の機能を提供し、Javaアプリケーションの配布と実行を容易にします。次のセクションでは、これらの技術について詳しく説明します。

brewを用いたJavaのインストール

Homebrew(通常はbrewと呼ばれます)は、macOS向けのパッケージマネージャーで、コマンドラインからソフトウェアのインストールを簡単に行うことができます。Javaもbrewを用いて簡単にインストールすることができます。

まず、brewがインストールされているか確認します。ターミナルを開き、以下のコマンドを入力します。

brew --version

もしbrewがインストールされていなければ、以下のコマンドでインストールできます。

/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"

次に、brewを用いてJavaをインストールします。以下のコマンドをターミナルに入力します。

brew install openjdk@11

これでJavaがインストールされます。インストールが完了したら、以下のコマンドでJavaのバージョンを確認できます。

java -version

以上で、brewを用いたJavaのインストールは完了です。次のセクションでは、Java Web Startの代替となるOpenWebStartの導入と設定について説明します。

OpenWebStartの導入と設定

OpenWebStartは、Java Web Startの代替として開発されたオープンソースのソフトウェアです。Java Web Startと同様に、WebブラウザからJavaアプリケーションを簡単に起動することができます。

まず、OpenWebStartの公式サイトから最新版のインストーラをダウンロードします。ダウンロードしたインストーラを実行し、指示に従ってインストールを進めます。

インストールが完了したら、OpenWebStartの設定画面を開きます。ここで、JavaのバージョンやJVMの設定などを行うことができます。特に、Java Web Startアプリケーションを実行するためのJVMのパスを正しく設定することが重要です。

以上で、OpenWebStartの導入と設定は完了です。次のセクションでは、Java Web Startを用いたJavaアプリケーションの実行について説明します。

Java Web Startを用いたJavaアプリケーションの実行

Java Web Startを用いてJavaアプリケーションを実行するには、以下の手順を実行します。

  1. JNLPファイルの取得: Java Web Startアプリケーションは、Java Network Launching Protocol (JNLP)というXMLベースのファイル形式で配布されます。まず、アプリケーションのJNLPファイルをWebサイトからダウンロードします。

  2. JNLPファイルの実行: ダウンロードしたJNLPファイルをダブルクリックするか、コマンドラインから以下のように実行します。

javaws myapp.jnlp

ここで、myapp.jnlpはダウンロードしたJNLPファイルの名前です。

  1. アプリケーションの起動: 上記のコマンドを実行すると、Java Web StartはJNLPファイルに記述された指示に従ってJavaアプリケーションをダウンロードし、ローカルマシン上で起動します。

以上が、Java Web Startを用いたJavaアプリケーションの実行手順です。ただし、現在ではJava Web Startの代替となるOpenWebStartを用いることが一般的です。OpenWebStartも同様の手順でJavaアプリケーションを実行できます。次のセクションでは、この記事のまとめと次のステップについて説明します。

まとめと次のステップ

この記事では、JavaJava Web Startについての基本的な知識、brewを用いたJavaのインストール方法、OpenWebStartの導入と設定、そしてJava Web Startを用いたJavaアプリケーションの実行方法について説明しました。

Java Web Startは便利な技術でしたが、現在ではそのサポートが終了しています。しかし、OpenWebStartなどの代替技術を用いることで、同様の機能を利用することが可能です。

次のステップとしては、具体的なJavaアプリケーションをOpenWebStartを用いて実行してみることをお勧めします。また、OpenWebStartの詳細な設定や、異なるバージョンのJavaとの連携についても学んでみてください。

Javaの世界は広大で、常に新しい技術や情報が出てきます。そのため、常に最新の情報をキャッチアップし、学び続けることが重要です。この記事が、その一助となれば幸いです。引き続きJavaの学習を楽しんでください!

By jakoten

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