Java 11の概要
Java 11は、Oracleによって開発されたプログラミング言語Javaのバージョンの一つです。Java 11は、2018年9月にリリースされ、多くの新機能、APIの改善、パフォーマンスの最適化が行われました。
Java 11は、Javaの長期サポート(LTS)バージョンであり、商用利用においては有料のサポートが必要となりますが、個人学習や開発目的では無料で利用することができます。
Java 11の主な特徴は以下の通りです:
- 新しいHTTPクライアントAPI
- 新しいEpsilonガベージコレクタ
- Unicode 10のサポート
- TLS 1.3のサポート
- ローカル変数の型推論の強化
これらの新機能により、Java 11はより効率的な開発とパフォーマンスの向上を実現しています。次のセクションでは、WindowsでJava 11をインストールする手順について詳しく説明します。
WindowsでのJava 11のインストール手順
Java 11をWindowsにインストールする手順は以下の通りです:
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Oracleの公式ウェブサイトにアクセスします。Java 11のダウンロードページを探し、Windows用のインストーラをダウンロードします。
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ダウンロードしたインストーラを実行します。インストーラの指示に従ってJava 11をインストールします。
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インストールが完了したら、コマンドプロンプトを開きます。以下のコマンドを入力してJavaのバージョンを確認します:
java -version
- 正しくインストールされていれば、Java 11のバージョン情報が表示されます。
以上がWindowsでJava 11をインストールする基本的な手順です。次のセクションでは、環境変数の設定方法について説明します。
環境変数の設定
Java 11をWindowsにインストールした後、システムの環境変数を設定することで、コマンドプロンプトからJavaコマンドを利用できるようになります。以下に、環境変数の設定手順を示します:
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コントロールパネルを開き、「システムとセキュリティ」をクリックします。
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「システム」をクリックし、「システムの詳細設定」をクリックします。
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「詳細設定」タブを選択し、「環境変数」をクリックします。
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「システム環境変数」の一覧から「Path」を選択し、「編集」をクリックします。
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「新規」をクリックし、Javaの
bin
ディレクトリのパスを入力します。例えば、C:\Program Files\Java\jdk-11\bin
。 -
「OK」をクリックして、ダイアログを閉じます。
以上の手順により、Java 11の環境変数の設定が完了します。これにより、任意のディレクトリからJavaコマンドを実行できるようになります。次のセクションでは、インストールの確認方法について説明します。
インストールの確認
Java 11が正しくインストールされ、環境変数が設定されたかどうかを確認するには、以下の手順を実行します:
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コマンドプロンプトを開きます。
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以下のコマンドを入力し、エンターキーを押します:
java -version
- 正しくインストールされていれば、以下のような出力が表示されます:
java version "11.0.1" 2018-10-16 LTS
Java(TM) SE Runtime Environment 18.9 (build 11.0.1+13-LTS)
Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM 18.9 (build 11.0.1+13-LTS, mixed mode)
以上の出力が表示されれば、Java 11が正しくインストールされ、環境変数が設定されていることが確認できます。これで、WindowsでJava 11を使用する準備が整いました。お疲れ様でした!