Java配列の基本
Javaでは、配列は同じ型の複数の値を一つの変数で扱うためのデータ構造です。配列は0から始まるインデックスで要素にアクセスします。配列の宣言は以下のように行います。
int[] myArray;
上記のコードは、int
型の要素を持つ配列myArray
を宣言しています。しかし、この時点では配列はまだ初期化されていません。配列の初期化は以下のように行います。
myArray = new int[10];
このコードは、myArray
を長さ10のint
型の配列として初期化します。すなわち、myArray
は10個のint
型の要素を持つことができます。
配列の各要素には、インデックスを使用してアクセスします。インデックスは0から始まり、配列の長さ-1までの整数です。以下のコードは、配列の最初の要素に値を設定し、その値を出力します。
myArray[0] = 100;
System.out.println(myArray[0]); // Outputs: 100
以上がJavaの配列の基本的な使い方です。次のセクションでは、配列の要素数を取得する方法について説明します。
配列の要素数を取得する方法
Javaでは、配列の要素数(長さ)を取得するためには length
フィールドを使用します。length
フィールドは配列が初期化されると自動的に設定され、配列の要素数を表します。
以下のコードは、配列の要素数を取得し、その値を出力します。
int[] myArray = new int[10];
System.out.println(myArray.length); // Outputs: 10
このコードは、myArray
の長さ(つまり、要素数)を出力します。出力結果は 10
となります。
しかし、Javaの配列は一度作成するとそのサイズを変更することはできません。したがって、配列の要素数を変更するには別の方法が必要です。次のセクションでは、その方法について説明します。
配列の要素数を変更する方法
Javaの配列は固定長で、一度作成するとそのサイズを変更することはできません。しかし、配列の要素数を動的に変更する必要がある場合は、ArrayList
クラスを使用することが一般的です。
ArrayList
は、要素の追加や削除により動的にサイズを変更することができる可変長配列です。以下に、ArrayList
を使用して配列の要素数を変更する例を示します。
import java.util.ArrayList;
ArrayList<Integer> myList = new ArrayList<Integer>();
// 要素を追加
myList.add(10);
myList.add(20);
myList.add(30);
System.out.println(myList.size()); // Outputs: 3
// 要素を削除
myList.remove(1);
System.out.println(myList.size()); // Outputs: 2
このコードでは、まずArrayList
のインスタンスmyList
を作成します。次に、add
メソッドを使用して要素を追加します。size
メソッドを使用してArrayList
の要素数を取得することができます。最後に、remove
メソッドを使用して要素を削除します。要素を削除した後で再度size
メソッドを呼び出すと、要素数が減少していることが確認できます。
以上がJavaで配列の要素数を変更する方法です。次のセクションでは、固定長配列と可変長配列の違いについて説明します。
固定長配列と可変長配列の違い
Javaでは、配列は固定長で、一度作成するとそのサイズを変更することはできません。これを固定長配列と呼びます。固定長配列は、作成時に指定したサイズがその後も変わらないため、要素数が変わらない場合に適しています。
一方、要素の追加や削除により動的にサイズを変更することができる配列を可変長配列と呼びます。Javaでは、ArrayList
クラスを使用して可変長配列を作成することができます。
以下に、固定長配列と可変長配列の主な違いを示します。
- サイズの変更: 固定長配列は作成後にサイズを変更することができません。一方、可変長配列は要素の追加や削除によりサイズを動的に変更することができます。
- パフォーマンス: 固定長配列はメモリ上に連続した領域を確保するため、アクセス速度が速いです。一方、可変長配列は要素の追加や削除に伴うメモリの再配置が必要なため、パフォーマンスが若干低下する可能性があります。
- 柔軟性: 固定長配列はサイズが固定されているため、柔軟性に欠けます。一方、可変長配列はサイズを動的に変更できるため、より柔軟な操作が可能です。
以上がJavaの固定長配列と可変長配列の主な違いです。次のセクションでは、ArrayList
を使用した要素数の変更について説明します。
ArrayListを使用した要素数の変更
Javaでは、配列の要素数を動的に変更するためには、ArrayList
クラスを使用します。ArrayList
は、要素の追加や削除により動的にサイズを変更することができる可変長配列です。
以下に、ArrayList
を使用して配列の要素数を変更する例を示します。
import java.util.ArrayList;
ArrayList<Integer> myList = new ArrayList<Integer>();
// 要素を追加
myList.add(10);
myList.add(20);
myList.add(30);
System.out.println(myList.size()); // Outputs: 3
// 要素を削除
myList.remove(1);
System.out.println(myList.size()); // Outputs: 2
このコードでは、まずArrayList
のインスタンスmyList
を作成します。次に、add
メソッドを使用して要素を追加します。size
メソッドを使用してArrayList
の要素数を取得することができます。最後に、remove
メソッドを使用して要素を削除します。要素を削除した後で再度size
メソッドを呼び出すと、要素数が減少していることが確認できます。
以上がJavaのArrayList
を使用した配列の要素数の変更方法です。この方法を利用することで、Javaの配列の要素数を動的に変更することが可能となります。